80年代の日本映画はアツかったぞ
昨年12月31日
映画鑑賞締めとなる日本映画を1本観た
まだまだポスプロ前の作品
(その後に視聴した劇場待機作を見たが途中で離脱)
明けた新春
1月2日
日本では未公開の
新作アジア映画を2本観た
これらを通して
ヒラメキと
気がついたことがある
あまりにわかりやすい
それでいて重要な共通点だ
若き自主映画監督は
じぶんが生まれた頃
日本映画が
どれほど
エキサイティングであったか
見直す時期なのかもね
約40年以上前の
1980年代の古典映画おすすめ
1980年
『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順監督)
『震える舌』(野村芳太郎監督)
『狂い咲きサンダーロード』(石井聰亙監督)
『純』(横山博人監督)
『影武者』(黒澤明監督)
1981年
『近頃なぜかチャールストン』(岡本喜八監督)
『泥の河』(小栗康平監督)
『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(富野喜幸監督)
『遠雷』(根岸吉太郎監督)
1982年
『蒲田行進曲』(深作欣二監督)
『転校生』(大林宣彦監督)
『さらば箱舟』(寺山修司監督)
『疑惑』(野村芳太郎監督)
『誘拐報道』(伊藤俊也監督)
1983年
『ションベン・ライダー』(相米慎二監督)
『家族ゲーム』(森田芳光監督)
『幻魔大戦』(りんたろう監督)
『楢山節考』(今村昌平監督)
『天城越え』(三村晴彦監督)
『戦場のメリークリスマス』(大島渚監督)
1984年
『ときめきに死す』(森田芳光監督)
『逆噴射家族』(石井聰亙監督)
『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)
『伽耶子のために』(小栗康平監督)
『すかんぴんウォーク』(大森一樹監督)
1985年
『台風クラブ』(相米慎二監督)
『タンポポ』(伊丹十三監督)
『星くず兄弟の伝説』(手塚真監督)
『夜叉』(降旗康男監督)
『いそげブライアン』(小松隆志監督)
『銀河鉄道の夜』(杉井ギサブロー監督)
1986年
『いそげブライアン』(小松隆志監督)
『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)
『君は裸足の神を見たか』(金秀吉監督)
『コミック雑誌なんかいらない!』(滝田洋二郎監督)
『夢見るように眠りたい』(林海象監督)
1987年
『バス』(小松隆志監督)
『紅い眼鏡/The Red Spectacles』(押井守監督)
『マックス、モン・アムール』(大島渚監督)
『マルサの女』(伊丹十三監督)
『塀の中の懲りない面々』(森崎東監督)
『ゆきゆきて、神軍』(原一男監督)
『柳川堀割物語』(高畑勲監督)
『ロビンソンの庭』(山本政志監督)
『家庭教師』(渡辺文樹監督)
1988年
『AKIRA』(大友克洋監督)
『ドグラ・マグラ』(松本俊夫監督)
1989年
『鉄男』(塚本晋也監督)
『座頭市』(勝新太郎監督)
『その男、凶暴につき』(北野武監督)
『利休』(勅使河原宏監督)
『ゴジラVSビオランテ』(大森一樹監督)
なぜ?
このようなリストを作ったか?
偶然にも(まあ必然です)
異なる国で作られた2本の映画が
同じ要素のリスペクトがあり
上記に挙げた52作品の「1作品」が
映画の世界スタンダードとして
「古典映画」なのだと感じたから
とても重要な気づきだと思う。
もちろん、小津監督や成瀬監督、
川島監督、増村監督、三隅監督は好きだ
80年代は自主映画が
スタジオ主義や助監督主義を
駆逐してた10年だった
でも、世界スタンダードが
あの作品とは
当たり前といえば当たり前
もう“世界のクロサワ”のみでない
けっこうな「新春の衝撃」であった
注:冒頭の森田作品の『家族ゲーム』は素晴らしい映画
でも、ここでの世界スタンダードと述べたい作品とは別
自主映画監督みずから見つけてくださいね。
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