Introduction
光と闇、記憶と実相が重なり、結ばれる場所──
「いつかの今日」を、映画は辿る。
アートセンターでの仕事を通じて、人と映像の関わりをみつめてきた映画作家・河内彰。映像を「縫合」するという、普遍的とも全く新しいとも受け取れる独自の感性は、瀬々敬久・真利子哲也らをはじめ各映画祭で高く評価され続けてきた。
SNSスラングを題した本作は、親友を亡くしたとある女性の物語を通じて、人の心に現れる「とり残される怖さ」と悲しみ、その先に見えてくる光景を描き出す。
キャストは本作が初演技・初主演のYujin Lee、『誰もいない部屋』の小島彩乃、『なみぎわ』のサトウヒロキら。人物たちの感情の震えを繊細に表現する。
うえだ城下町映画祭 自主制作映画コンテスト 審査員賞(大林千茱萸賞)
ぴあフィルムフェスティバル 入選
福岡インディペンデント映画祭 入選
一緒にいれなくて悲しい。それは、ここにいない誰かを思うという、あたたかな気持ちでもある
함께 있지 못해 슬프다.그것은 여기에 없는 누군가를 생각한다 는 따뜻한 마음이기도 한다.
親友のイ・ソンを亡くしたユジンは、彼女の残したボイスレコードを発見する。ここにいない友と通じ触れながら、ユジンは思い出と現在の時空を行き交い始める。街のネオン、夜のとばり、彼女の車が向かう先は——。
친구 이 선을 잃은 유진은 선이 남긴 보이스레코더를 발견한다.여기에 없는 친구와 통하며 닿으면서 유진은 추억과 지금의 시공을 오간다.거리 네온,밤의 어두워짐,유진의 차가 향하는 곳은...
【制作】2020年(日本映画)
【製作】Crashi Films(クラッシュアイフィルムズ)
【キャスト】Yujin Lee、高石 昂、小島彩乃、スニョン、サトウヒロキ、レベッカ、藤岡真衣、横尾宏美、安楽涼、鏑木悠利、三田村龍
【監督・脚本・編集・撮影】河内彰
【配給協力】Giggly Box【配給】Cinemago
河内彰監督:Kawachi akira
1988年、兵庫県西宮市生まれ。個人の映画作家として主に都内でCrashi Films(クラッシュアイ フィルムズ)名義で活動。2017年映画『光関係』で、瀬々敬久・真理子哲也らに選出され,20th CHOFU SHORT FILM COMPETITION グランプリを受賞。
2019年に池袋シネマ・ロサにて「二人の作家:河内彰×松本剛」の2週間上映を行い『光関係』と『幸福の目』で劇場公開デビュー。2020年、PFFアワードぴあフィルムフェスティバル入選にて、『Fear of missing out』。
Theater
【東京】池袋シネマ・ロサ
【愛知】シネマスコーレ
【神奈川】横浜シネマリン
【京都】京都みなみ会館
【長野】長野千石劇場
【大阪】シネ・ヌーヴォX
【沖縄】桜坂劇場