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執筆者の写真cinemago

『ホゾを咬む』ミネオショウ×小沢まゆ劇場公開コメント!特報×場面写真も解禁

映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K's cinemaほかにて全国順次公開!


「後悔する」という意味のことわざ「臍(ホゾ)を噛む」からタイトルをとった映画『ホゾを咬む』。


髙橋栄⼀監督が独⾃の切り⼝で「愛すること」を描いた本作は、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う新感覚の日本映画です。




このたび、映画公開を前に特報と場面写真が解禁!


さらに主演のミネオショウ、ヒロイン・プロデューサーの小沢まゆ、2022年に映画『はこぶね』で第 23回TAMA NEW WAVE・ベスト男優賞他を受賞した木村知貴、『れいこいるか』でれいこの夫役を演じた河屋秀俊らキャスト陣のコメントが到着しました。



映画『ホゾを咬む』とは?


『ホゾを咬む』ヒロインの小沢まゆが主演を務めた短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画祭で多数の賞を獲得し続けている新進気鋭の映像作家・髙橋栄一による⻑編映画『ホゾを咬む』。


髙橋監督⾃⾝が独⾃の切り⼝で「愛すること」を描き、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う、新感覚の作品です。


主⼈公・茂⽊ハジメを演じるのは、主演作であるコメディアクション『MAD CATS』(2022)から、『クレマチスの窓辺』(2022)や『とおいらいめい』(2022)など、幅広い役柄をこなすカメレオン俳優・ミネオショウ。




主人公の妻・ミツを演じるのは、映画『少⼥〜an adolescent』(2001)にて国際映画祭で最優秀主演⼥優賞を受賞した俳優・⼩沢まゆ。主演作『夜のスカート』(2022)と同じく、本作でもプロデューサーを務めています。


そして撮影監督を、『百円の恋』(2014)など武正晴監督作品に数多く参加し、『劇場版 アンダードッグ』(2020)で第75回毎⽇映画コンクール撮影賞を受賞した⻄村博光が担当しています。



映画『ホゾを咬む』キャスト陣コメント(敬称略)


ハジメは好意を寄せている人だからこそ、よそよそしくなってしまう人なのかなと。

パートナーと一緒にいても、好きとか言わない時期に突入したりすることってあると思うんです。


好きって言いたくても、なんかタイミング違うなとか。

家族や友達でも、言えなかった言葉が過去に沢山あって後悔して忘れての繰り返しで。

言葉を選ぶのにとても慎重に、時間かかってしまうことってあるなぁと。


髙橋監督は、独特の間とこだわりを持った監督ですね。


撮影初日は驚きました。

布団から起きるだけのシーンでそんな時間かかると思ってませんでした。こだわり爆発の初日でした。


でも逆にそれで茂木ハジメがわかった気がしました。あぁ、ハジメは監督なんだなって。そのシーン、一瞬しか使ってないのがまた面白い(笑)


本作は、登場人物が全員一癖も二癖もあって本当もどかしいんです。

でもなんか可愛いんです。


「ちいかわ」みたいなもどかしさあります。


静かでシュールな作品ですが、誰かにとっての「自分の為に作られた映画」であるなと思います。

ぜひ劇場でご覧ください。          主人公・茂木ハジメ役:ミネオショウ




「信じる」と「疑う」はいつも背中合わせに同居していて、心を満たしたり掻き乱したりと、なかなか厄介な存在だとずっと思っています。そんな普遍的でありながらも手掴みできない「信疑」をテーマに、人と関係を築いていく難しさや愛おしさについて描きたいと思い、本作をプロデュースしました。


人は誰しも色んな顔を持っていて、相手によって仮面を着け替えながら生きています。

私が演じたミツは、夫のハジメに疑いを持たれ監視される女性ですが、映画を観た人がミツの人物像を如何様にでも捉えられるように、余白のあるお芝居を心掛けました。


映画全体を覆う独特な雰囲気やリズムも特徴的で、他ではなかなか観ることのできない新感覚の日本映画が出来たと思っています。

ハジメが監視カメラというフィルターを通して妻を見つめ続けた先に、いったい何を見たのか。

ぜひ映画館の暗がりでスクリーンを通して覗いてみてください。

                  主人公の妻・茂木ミツ/プロデューサー:小沢まゆ





リハーサル時からタイミングと間、独特のテンポ感を念頭に置き、監督と共演者の方とシーンを構築していきました。


出来上がった作品を観た時、もう一度観たいなぁと思いました。クセになってしまいそうな唯一無二の世界観を是非劇場でご堪能ください!

                        主人公の同僚・月見里海役:木村知貴





僕が演じる野老という男は暴力的であるとともに、純粋な愛情を持つ人物だと思いました。彼の中にある二面性を演じることは大変やり甲斐がありました。


監督の企画意図で「人と共存するためには、相手に対して不干渉でいようとすることが大事で、それこそが人を愛することだ」というのがありました。主人公のハジメはその掟を破ったことによってあんな目に遭うのだと考えました。野老自身、親や身近な人から過度に干渉されて、自分のやりたいようにやれなかった過去があったのではないか、そういったことを想像して役作りしました。


疑念に取りつかれた主人公が自身の行動によってはまってしまう落とし穴。そこに関わる人々の多様な人物像も合わせて、どうぞお楽しみ下さい。

                               野老武光役:河屋秀俊



映画『ホゾを咬む』の作品情報



【公開】 2023年(日本映画)


【脚本・監督・編集】 髙橋栄⼀


【プロデューサー】 ⼩沢まゆ


【撮影監督】 ⻄村博光


【キャスト】 ミネオショウ、⼩沢まゆ、⽊村知貴、河屋秀俊、福永煌、ミサ・リサ、森⽥舜、三⽊美加⼦、荒岡⿓星、河野通晃、I.P.U、菅井玲



映画『ホゾを咬む』のあらすじ


不動産会社に勤める茂⽊ハジメは、結婚して数年になる妻のミツと⼆⼈暮らしで⼦どもはいません。


ある⽇、ハジメは仕事中に普段とは全く違う格好のミツを街で⾒かけます。帰宅後聞いてみるとミツは、⼀⽇外出していないと⾔いました。


ミツへの疑念や⾏動を掴めないことへの苛⽴ちから、ハジメは家に隠しカメラを設置します。


⾃分の欲望に真っ直ぐな同僚、職場に現れた⾵変わりな双⼦の客など、周囲の⼈たちによってハジメの⼼は掻き乱されながらも、⾃⾝の監視⾏動を肯定していきます。


ある⽇、ミツの真相を確かめるべく尾⾏しようとしますと、⾒知らぬ少年が現れてハジメに付いて来ました。そしてついにミツらしき⼥性が、誰かと会う様⼦を⽬撃したハジメは……。



最後に…



国内映画祭で多数入選・受賞している新進気鋭の映像作家・髙橋栄一脚本・監督の最新⻑編映画『ホゾを咬む』


ASD(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断された高橋監督自身の経験に着想を得た本作は、妻への疑念から自宅に隠しカメラを設置した夫の物語を通じて、独自の切り口で「愛すること」を描き出します。


今回解禁された特報・場面写真では、モノクロームで彩られた映画の世界が映し出され、何気ない日常が次第に揺らぎ始め、観る者の心を“日常ではないところ”=“異世界”へと誘う映像が展開されていきます。


それはまさしく、主人公の妻・茂木ミツ役とプロデューサーを務めた小沢まゆがコメントでも触れた「新感覚の日本映画」にふさわしい映像といえるでしょう。


映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開!


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