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執筆者の写真cinemago

世界を目指す自主映画監督に観てほしい!日本映画『殺しの烙印』

2022年の日本映画で1番の快挙


《12月26日》

日活さんに用事があり足を運ぶ

雑談のなかで『殺しの烙印』の話がでる



2022年の

ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門において 『殺しの烙印』4Kデジタル復元版にて


「最優秀復元映画賞」を獲った関係者だったからである。




2012年より始まった同映画際のこの部門では これまでも数々の日本映画の選出はあったが



鈴木清順監督の『殺しの烙印』が アジア映画で初受賞の快挙だった。




主演は宍戸錠さん!



亡き名優であり、エースのジョーとして知られた

当時の日活では3本柱の俳優のひとりで



大黒柱であった石原さんが先発ピッチャーなら

渡り鳥の小林さんが中継ぎであり

宍戸さんは変化球切れ味のクローザーであった。



テレビでも

「元祖どっきりカメラ」

「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」

「カリキュラマシーン」

「くいしん坊!万才」

どれもテレビっ子には懐かしいぞ。




宍戸錠さんが『殺しの烙印』にて 世界に広く愛されるであろうこの受賞は エースのジョーファンとして、嬉しい。




もちろんこの受賞は

日活さん、IMAGICAさんの デジタル復元が高く評価された受賞だが




鈴木清順監督の演出力が 日本初、アジア初の快挙に大きく影響をした そのことは紛れまない事実だろう。




映画を世界標準で作るのであれば やはり清順監督のような「気骨さ」は 作家として必要不可欠だという証でもある。




そして若い自主映画監督が


世界サーキットの映画界に殴り込むのであれば



時代に求められる世界標準の映画の傾向が

『殺しの烙印』であることも 忘れてはならない。




自主映画監督には見てほしい1本ですよ。

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