配給:Tick Tack Movie
配給協力:Cinemago
宣伝:Cinemarche 海外配信:todoiF
Introduction
映画『もうひとつのことば』は日本語と英語、ふたつの言語が行き交う 新鮮さと、ふたりの主人公の「嘘」と「本当」が逆転していく会話劇の 面白さを作品の売りとして、相手だけでなく自分にも嘘をついていたふ たりが自身の本当の気持ちを受け入れ、人生を取り戻していくまでを描 いたラブコメ映画。門真国際映画祭2021・審査員特別賞をはじめ国内外の 映画祭で入選・入賞を果たすという高い評価を得ている。
Story
2020年夏、少し人通りの戻り始めた東京。
カフェの一角で、ワンコインで気軽に英会話が楽しめる「ワンコイン英会話カフェ」に、とある男女が参加する。 仕事や経歴など噓をついて会話に参加し、ささやかな承認欲求を満たす女性、ミキと、アメリカでの活動を志すも渡航を制限されている俳優の青年、健二。
二人は意気投合し、共に「別人になりきって英会話カフェに参加するゲーム」に興じるようになる。 そのゲームのルールはふたつ。「お互いの人生に立ち入らない」ことと、「日本語では嘘をつかない」こと。 心地よい距離感を保ちながら、カフェでの英会話やそこで出会った人々との時間を楽しみ、現実から束の間の逃避を楽しむ二人だったが…
comment 1
堤真矢監督は、終わらないパンデミックから、
私たちを助け出してくれる。
ウソと英会話が盛りだくさんの、チャーミングなラブコメで!?
セレナ・ドゥ(サンディエゴ・アジアン映画祭 プログラマー)
comment 2
撮影、俳優の演出(ムードの作り方)も素晴らしいのだが、なにより脚本がもう完璧に近いんじゃないかっ ていう。
その緻密さ。え、40~50年代のハリウッドで活躍されてました?みたいな。49分の映画に80分の映画の充実感がつめこまれている。恐るべし。
野呂悠輔(映画監督)
Cast
菊池真琴
藤田晃輔
中山利一
連下浩隆
新井敬太
Director
堤真矢:Tsutsumi Masaya
1986年生まれ、滋賀県出身。九州大学芸術工学部画像設計学科卒業。その後、武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻映像コースに進学し、修了制作作品『ソラリアビジョンであいましょう』完成させる。
2019年には長編映画『パラレルワールド・シアター』を劇場公開。2022年には中編『もうひとつのことば』にて、国内外数々の映画祭で評価を得る。
2021年/日本/49分/DCP/カラー/17:9