JFFLA 2023
ロサンゼルス日本映画祭長編部門

最優秀撮影賞受賞

ゆうたろう　鶴嶋乃愛

桑原麻紀　ミスターちん　松尾潤

兒玉遥　園田あいか　西村和彦

仁科亜希子　渡辺裕之

脚本・監督：金子智明

撮影・編集：成東匡祐　

録音・整音：佐薙龍二

美術：秋友久実

衣裳：田端荘幸　田中葵　

メイク：Noritake

制作進行：佐々木康気

音楽プロデューサー：剣持学人

「サマーフィルムにのって」「青葉家のテーブル」

音楽：魚返明未

販売元：JIGGY FILMS
宣伝：滝澤令央

配給：Cinemago

2022年12月16日より

池袋シネマ・ロサにて公開！

《NEWS》

2022年12月16日
池袋シネマ・ロサにて1週間限定公開！

２0023年8月3日
ロサンゼルス日本映画祭にエントリーされました

２0023年9月25日
大阪シアターセブン公開の舞台挨拶解禁

Introduction

これが『愛』で、『正義』なのでしょうか。

「ね、めんどくさいんだよ。色々と。」無気力に日々を過ごす者、己の欲望に生きる者。それぞれの正義が交わり、乱れ、崩れていく。

CM、MVと数多くの映像作品を手掛ける金子智明監督の完全書き下ろしとなる映画『ぼくらはみーんな生きている』。

本作はコロナ禍の2021年にAFFの助成金を受け若手メンバーが集結し制作され、勢いを増す若手俳優を筆頭に、豪華名優陣が集結。月９ドラマや多数メディア出演で注目を集める、モデルで俳優のゆうたろうが主演を務め、「仮面ライダーゼロワン」でメインキャストとして出演した鶴嶋乃愛をヒロインとして迎えた本作。

また、2022年惜しまれつつもこの世を去った故・渡辺裕之を筆頭に、西村和彦、仁科亜希子、ミスターちんなど豪華ベテラン俳優陣が脇を固める。現代社会を残酷かつ皮肉に描いたストーリーと、そこで翻弄される若者対大人の掛け合いに要注目です。

Story

人との交流が苦手な主人公・宮田駿は、環境を変えるべく上京し下町の弁当屋にてアルバイトを始める。

小説家になる夢を叶える為にアタックをかけていた出版社からの結果は芳しくない一方で、気さくで美人な弁当屋の女店主・児玉ゆり子や、バイト仲間の由香、その友人たちに囲まれ、東京での新生活は順調なスタートを切ったように見えた。

しかし、そんな状況も長くは続かない。ある日、駿は由香と共にゆり子の秘密を知ってしまう。彼女は町内会会長である佐伯と男女関係にあり、保険金詐欺を共謀していたのだった。

佐伯にそそのかされ、ゆり子は自らの夫までも手にかけようとしていた。ゆり子に失望し嫌悪感を抱くも行動を起こすことができない由香と駿。悶々としつつも、秘密を共有する二人の距離は次第に縮まっていく。

その傍で着々と進められていく会長とゆり子の計画。若者二人は、何を感じ、何を見ていたのだろうか…。

Cast

Director

金子智明： Tomoaki Kaneko

1988年、大阪・西淀川区生まれ、京都精華大学デザイン学部卒業。その後、株式会社yucca 代表を務める。

【フィルモグラフィル】

2013年『蒼き天狗の夜に。』

2017年『インフォ・メン獣の笑み、ゲスの涙。』

2022年『僕らはみーんな生きている』

【MESSAGE FROM FILMMAKER】

僕らは何のために生きているのだろうか。生きる「理由」はみんな違う。そこにいる登場人物たちは、みんな物語があり、それぞれの立場において生きる「理由」がある。正当化したい「理由」がある。

誰が「善」とか「悪」かと区別することは容易だけど、それはそれぞれの生きる「理由」を無視してるんじゃないだろうか。自分たちにとって害のある人を、都合の悪い人を、「悪」と決めつけているんじゃないだろうか。そんな相手にも、たとえそれが歪んでいたとしても、そこには「信念」がある。「共感」を得た人と寄り添うことは素晴らしいことかもしれない。

だが、それが「歪み」の始まりかもしれない。悪に染まった人を否定できるほど、「それ以外の人たち」は正しいのでしょうか。

舞台は『東京』ですが、ポジティブな、華やかな、壮大な楽しい街・東京。のそれではなく。地味で、虚しく、寂しい物語を捉えたかった。

出演してくれた俳優の皆さんの表現力は素晴らしく、難易度の高い役に向きあう姿に感動しました。

この物語は明るい話ではないかもしれない。きっと。見る人によって捉え方が変わる作品なのだと思う。でも、誰かにとっては違った角度から物事をとらえるきっかけになったり、前向きな物語になってくれたら僕はそれで幸せです。

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