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第8回 重慶青年映画祭(中国)

カナザワ映画祭2019 期待の新人監督賞

網走映画祭「第2回映画コンペティション」


横須賀綺譚

 

出演:小林竜樹、しじみ、川瀬陽太、長内美那子、湯舟すぴか、長屋和彰、烏丸せつこ

脚本・監督・製作:大塚信一

 

録音・整音:小林徹哉

撮影・照明:飯岡聖英

 

監督補:上田慎一郎

 

助監督:小関裕次郎、植田浩行

制作:吉田幸之助

撮影助手:岡村浩代、榮穣

メイク:大貫茉央

美術応援:広瀬寛己

宣伝デザイン:デザイン原

​タイトル文字:大塚信一

発売元:インターフィルム

配給:Cinemago 

 

作品データ:2020年/日本映画/カラー/ビスタ/DCP/89分/G/ 

(C)Shinichi Othuka/Cinemago

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IMDB

《映画情報》​
2023年5月31日より
Blu-ray発売!

横須賀綺譚

​Introduction

『現実』が現実を侵食していく 

 

2011年3月11日──あの日、私たちは「ついに来た」と思ったものだ。燃えさかる気仙沼を見ながら、原発のメルトダウンの報道におびえながら。そして、生き延びたのなら変わろうと思った。変わらなくては、死んだ人たちに顔向けできないじゃないか。あれから9年の月日がたち、まるで夢でも見たかのように、私たちはあの日の気持ちを頭の片隅に追いやって生活しています。主人公の春樹はそんな私たちの一人です。春樹はひょんな事から、被災して死んだと思っていた元恋人が「生きているかも」との怪情報を得て、横須賀へと向かいます。その旅はあの日の気持ちを思い出す旅でした──​

 

 春樹役に『恋の罪』『こっぱみじん』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などで注目を集めた小林竜樹を迎え、共演者にインディーズ映画から『シン・ゴジラ』といった大作、『anone』などの TV ドラマまで幅広く活躍する川瀨陽太、友情出演に烏丸せつ子、昨年、映画界を盛り上げた『カメラを止めるな』の長屋和彰らが脇を固める。監督・脚本は劇場公開作品としては長編デビューとなる大塚信一。普段はラーメン屋で働きながら本作を5年かけて完成させた。

横須賀綺譚

 Story

 

『現実』が現実を侵食していく 

春樹と知華子は結婚を目前にしていた恋人同士だったが、突如、福島に住む知華子の父が倒れたことをきっかけに、ひとり娘の介護の手助けが必要になります。春樹と知華子は仕方なしに別れること決意します。それは春樹が知華子との生活と東京での仕事を天秤にかけ、仕事のほうを選択した結果でした。

 

 ──その後、東日本大震災が起こり、9年の時間が過ぎます。

 

 春樹は被災により亡くなったと思われていた知華子が「生きているかもしれない」ということを知人から知らされ、半信半疑のまま、知華子がいるという横須賀へと向かうのだが…。

comment

蓮實重彦 (映画評論家)

 この新人監督の第一作は大変な意欲作だが、ショットの連鎖ではなく台詞によって語られている点で、秀作とはいいがたい。ただ、すべてを九十分に仕上げているところは、高い評価に値する。

小野寺系(評論家)

 日常が破壊される容赦ない現実は幻想のようであり、同時に失われた日常もまた幻想だったと思えてくる。そんなあてにならぬ世界で、たしかなものをつかみたいという願いを感じる作品。 

佐藤佐吉(脚本家)

 異様な肌触りの面白さだった。真正面から題材と向き合いつつジャンルを越えエンターテイメントとして昇華させるには相当な勇気とセンスが求められるが監督の大塚信一はそれを見事にクリアしていた。次はどう来るのかとても楽しみだ。

 

折田侑駿(文筆業)

 「記憶」というものに多角的な視点で挑んだ本作から読み取ることができる数々の示唆的な設定やセリフ──〈メッセージ〉──は、いま、さまざまな現実に直面している一人ひとりが、それぞれの受け取り方をすることができると思う。この環境下にこそ公開される意義や必然性を、強く感じる。

森義隆 (監督)

 嫌な映画だ。何でも都合良く忘れてできるだけ楽に生きようとする、​私たち自身の惰性を直視させられる。​

​佐々木俊尚(ジャーナリスト)

 記憶と忘却という軸線に、当事者と非当事者というもうひとつの軸線が重なり、それぞれの登場人物思いが強く浮かび上がる傑作

Director

フアン・ヴ:Huan Vu

 

1982年、西ドイツはシュトゥットガルト出身。 1970年代にベトナムからの留学生として渡独、サイゴン陥落後も ドイツに滞在した両親のもとに生まれ、幼少期は国境による分断 と民族アイデンティティについて葛藤する日々を過ごした。

 

2008 年にシュトゥットガルト・メディア大学在学中にフアンは、人気 TRPG「ウォーハンマー40,000」を原案としたファンフィルム「Damnatus」を制作。

 

H.P.ラヴクラフトの古典的SF/ホラー短編小説「The Color Out of Space(宇宙からの色)」を 題材にしたヴー監督の長編第2作「Die Farbe」は2010年に完成。複数の国際ジャンル映画祭で 賞を獲得した。

 

現在、ラヴクラフトのクトゥルー神話を原作とした新作『The Dreamlands(原題)』を制作中。

【MESSAGE FROM FILMMAKER】

私は『宇宙の彼方より』という映画を誇りにしている。 この映画が、2023年現在まで世界で評価し続けてもらえたことは、私に“クトゥルー神話の父”が創 始した無限の物語世界の偉大さを実感させてくれた。

 

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Theater

【東京】

 ・ K's Cinema  終了      

 ・UPLINK渋谷  終了                        

 ・下高井戸シネマ 終了​

 ・新文芸坐 終了  

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【神奈川】

 横浜シネマリン 終了        

【福島】

 フォーラム福島 終了  

   

【栃木】

 小山シネマロブレ 終了       

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 【群馬】

 前橋シネマハウス 終了   

【愛知】

 シネマスコーレ 終了

【大阪】

 シアターセブン 終了

【京都】

 京都みなみ会館 終了


【兵庫】

 元町映画館 終了

【岡山】

 シネマ・クレール 終了

【広島】

 横川シネマ 終了

【長野】

 松本シネマセレクト 終了

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【新潟】 

 シネ・ウインド 終了

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